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ヘアアイロンのプレート部分に用いられている素材の中にテフロンやセラミック等でコーティングを施しているものがあります。
コーティングを施すことによって摩擦を防げるとされています。
テフロンの摩擦係数は低く、氷以上と言われています。
ヘアアイロンのプレート部分で髪の毛をプレスすることによって
少ながらずとも発生する摩擦をこのコーティングで防止することができ、髪の毛に与えるダメージを抑えることができるのです。
また、チタンやテフロン等のコーティングは、耐熱性にも優れています。
耐熱性の高いコーティングを高温になるアイロンプレート部分に採用することによって耐久性を高めているのです。
そして、ヘアアイロンのアイロンプレート部分にテフロン等のコーティングが施されている最大の利点は、
対化学薬品性(耐食性)が高いことです。
一般的に非常に強い薬剤といわれている縮毛矯正用の薬剤の上からヘアアイロンと使用する場合に、
このテフロンコーティングは、高い効果を発揮してくれるのです。
対化学薬品性が高いことによって、アイロンプレート部分を薬剤から守り、耐久性を高く維持することを可能にしているのです。
ただ、身近なテフロンコーティングといえばフライパンであり、
摩耗が早く、使用頻度が少ない場合も平均数カ月前後で買い換えが必要なことでも知られていることと同じで、
コーティング加工タイプのヘアアイロンのコーティングは早ければ数週間、多くの場合数カ月前後で
テフロンコーティングをできるだけ長持ちさせるためには最高でも180度を超えないようにすることが必要です。
くせ毛をストレートにできるヘアアイロンの設定温度で180度が限界というのはかなり厳しいものがあり、
セラミックコーティングの場合、もっと摩耗が早く条件も厳しくなります。
テフロンやセラミック、チタン等の表面加工やコーティング製品は
多くの場合、加工やコーティングといった用語や説明はなく、
テフロン、セラミック、チタン等といった製品説明がされていますので
100%といった明記がされていない場合は基本的に加工かコーティングタイプとなります。
また、稀に100%と詐称されたコーティングタイプもあります。
テフロン加工等コーティングタイプのヘアアイロンをご愛用の方は、
毎日ご使用の前に御愛用品のプレートの状態を丁寧に確認され、
摩耗により金属部分が見えかけた時点で即ご使用を取りやめられお買い換えになることをお勧めします。
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