猫や犬との共生関係 お互いにプラスの幸せ。

私はペットショップで犬猫を買いません。
ブリーダーさんからも買いません。

ミニチュアダックスフンドやチワワ、アメリカンショートヘアーもエジプシャンマウも可愛いと思います。
大型犬も可愛いです。ゴールデンレトリバーもボルゾイもとても可愛く家族になれたらと思います。
犬も猫も人間の3歳児前後の知能や感情があるそうですね。
とても可愛いと思います。
でも絶対に買いません。


商品扱いされて
「お金」が「利益」が生じることから
何度も繰り返しニュースで流されているような廃業ブリーダーさんのために餓死や渇き死にするような悲惨な事件や
「売れ残り」の子が少なからずたどる最後、「殺処分」につながることや
一部の悪質ブリーダーさんのために生まれてから死ぬまで
小さな檻の中で愛されることも可愛がられることも遊ぶこともできずただ生かされ繁殖を繰り返され、
狂ったりそれが出来なくなると廃棄される子が出るからです。

そしてまた、
そういった「血統書つき」の子たちより悲惨な一生や死に方をすることが多いたくさんの「野良猫」や「捨て猫」がいるからです。

元々猫はエジプトの生き物、
食糧や本等をネズミから守る目的な愛玩用として人間が世界中に広め、
日本にも中国から文化や文字を伝える巻き物をネズミから守るため一緒に来たのが日本の家猫や野良猫の始まりと聞いています。
エジプトは真冬でも6℃前後の温かいところです。
家猫であれば10〜20年の寿命が平均ですが日本の野良猫は気候も含め過酷な環境で生きるため、4年生きられれば長生きと言われます。

そして、毎日人間が快適に過ごすために作られた制度で
毎日恐ろしい数の犬猫が保健所で血の気が引くような残酷な方法で殺されています。
あまりにも酷く恐ろしく苦しくなるのでこちらでは詳しく申し上げません。
知る勇気を持たれましたら、検索してご自身で確認してみてください。

日本の殺処分方法は長い時間苦しめられる上、それでも死にきれなかった子が生きたまま悲惨な最期を遂げる先進国でも珍しい程残酷な方法です。
一部の自治体では保護団体の方々の働きかけからこれや実験動物として払い下げられることもされないよう変えられているところもありますが、
残念ながら多くの自治体では旧態のまま、毎日残酷な事実が繰り返されています。

幸い犬の殺処分数は年々減りつつありますが
猫の殺処分数はほとんど減っていません。

一部の自治体で保健所への処分依頼の持ち込みにごく僅かな費用を設定したところ
持ち込みが激減したという結果的には良かったものの
その程度で減る軽い気持ちで持ち込まれていたのかという寒々しさと
持ち込まれなくなった子たちはどうなったのか、
結局他の方法で「処分」されているのではと心配は残りましたが。



私達に何ができるでしょうか?

犬や猫を家族として迎えるのなら「買う」のではなく、
保護した子たちを迎えたり
アニマルレスキュー
http://www.animalrescue-sf.org/ のように
野良猫を保護するより家猫も含め野良猫の避妊虚勢の徹底をするほうが根本的な改善になるのではないでしょうか?

保護活動を行われている方々やNPO団体の方々の働きや頑張りには頭が下がり
避妊や去勢で遺伝子を途絶えさせてしまうことには罪悪感を感じます。

ただ、保護シェルターや保護家の方々の存在に甘え
何とかなるだろうと無責任に捨てる人間が出てしまうというアニマルレスキューの意見にも一利あると思うのです。
これも私の「人間のエゴ」、痛ましい生き方や最期を迎える命を減らしたいという単なる感情から生まれた判断ではとも思いますが。

ただ、一石二鳥どころではありません。
一時的には大変で費用もかかっても、将来的に「殺処分」の費用は激減します。
また、犬猫が嫌いな人でも積極的に凄惨な死を迎えて欲しいとまで思われる方は少ないでしょう。
去勢と避妊の徹底をすれば将来的には野良猫はほとんどいなくなるでしょう。

費用の問題も解決し
犬猫を嫌いな人も好きな人も嬉しい将来が迎えられる。

買わない、捨てない、増やさない。

少しずつ譲って少しずつ手を差し伸べて。
そういう気持ちは犬猫だけではなく子どもやお年寄り、周りの人に対してのものと同じ種類なのではないでしょうか?
気持ちをなくさないことや思いだすこと。
これがまた何鳥めかの良いことに繋がるのではと私は思います。

ふかふかで可愛くて癒してくれる。
可愛いと思える人はしあわせです。
しあわせにしてくれる相手がしあわせでいて欲しいと思える人はもっとしあわせです。

不幸の雪だるまではなく
幸せの連鎖を作っていきたいと私は思います。

このつたない長文を読んでくださった方もそう思ってくださるのではと少し期待しています。

どう思われますか?